さよならウリハッキョ
「YAKINIKU─アーティスト・アクション in 枝川」
という展覧会を見ました。
解体前の朝鮮学校での展覧会です。
アーティストの作品や子供達の作品、音楽の演奏や、詩の朗読、ワークショップなどをやっていました。
そこは、外国で日本ではないのでした。
行ってみないと分からない現実の空気を味わいました。
複雑すぎる歴史や、人々のおもいや、なにが正しいのか?とか立場とか、なにやらが
どうしたものか分からないけれど、
まずは、知らないことを知ることかなと思いました。
YAKINIKU─アーティスト・アクション in 枝川
YAKINIKU─ARTIST ACTION IN EDAGAWA
枝川にある東京朝鮮第二初級学校の校舎建て替えと共に消えてしまう歴史ある旧校舎。
色々な思いが染み込んだ旧校舎のマダン(広場)にアーティストが集い様々な表現を行う。
七輪焼き肉のように本格的で野趣溢れるアートの「Aランク」をみんなで食べましょう。
焼き肉の煙の向こうには枝川コリアンのたくましい歴史が見える。
日時/2010年12月26日(日)、27日(月)、28日(火)、29日(水)
am10:00~pm4:00
会場/東京朝鮮第二初級学校
東京都江東区枝川1-11-26
tel03-3644-1544
○東京メトロ東西線 木場駅下車→都営バス「枝川1丁目」
○JR線 総武線 錦糸町駅下車→都営バス「枝川1丁目」
○東京メトロ有楽町線 豊洲駅4番出口下車/徒歩10分
■主催/校舎お別れイベント実行委員会
■共催/東京朝鮮第二初級学校、枝川朝鮮学校支援都民基金
■協賛/文芸同東京美術部
■連絡先/03-3644-1544
歴史の建物が消える。
46年の歴史を持つ枝川朝鮮学校の校舎である。
学校は、在日コリアンの子供が自分たちの言葉を、そして歴史を学び、遊んだ第二の故郷だった。
この古びた校舎には、ここで育っていった子供たちと家族の喜びや悲しみ、怒りと懐かしさが交差する歴史の痕跡と記憶が散りばめられている。
在日朝鮮学校が惜しまれながら門を閉じていく中、枝川校舎に刻まれた歴史は自分達の力で新しい校舎を建てるという創造力へと昇華された。
今回、歴史を詰め込んだこの朝鮮学校校舎の消滅と再生を記憶しようとするアーティストたちが集まって
ドキュメント、インスタレーション、パフォーマンス、音楽、写真、映画などの芸術表現を行う。
これは個人的な芸術表現にとどまるのではなく歴史的、社会的問題について一堂に会し、芸術表現を持って考え、行動していこうとする挑発である。
これを「アーティスト・アクション」と呼ぶ事とする。
枝川朝鮮学校は、もはや日本の片隅に放置されたものではなく、堂々と独立した存在である。
今回は芸術家だけでなく、枝川朝鮮学校を設立し守ってきた人々、今も生活する人々が 一緒に参加する芸術行動である。
それは未来を志向する道しるべとなるだろう。
この「アーティスト・アクション」に賛同する人々は 枝川朝鮮学校のマダン(広場)に集まろう。
そして誰もが表現者になろう。
枝川マダンで自由な想像力を広げる時、私たちは同じ場所で共に呼吸していることを確信する。
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