…ちょっと今日は重たい話題です。
去年から、とても気になっている事
「FGM」
今日は
「FGM廃絶を支援する女たちの会」主催のイベント、ゼロトレランスデーで
ドキュメンタリーやトークなどを聞いてきました。
FGMとはFemale Genital Mutilation(女性性器切除)の頭文字を取った略語で、女性外性器の一部あるいは全部の切除、時には切除してから外性器を縫合してしまう慣習のこと。
アフリカを中心に様々な民族の伝統的な通過儀礼として、2000年以上も続いていると言われています。
現在、アフリカだけでも、1億3千万人以上の女性たちがFGMを受けていて、毎年約300万人、毎日約8000人の少女たちが受けていると推測されるそうです。
非衛生的な施術を受け、命を落とすことも多く、肉体的にも精神的な後遺症を残します。80年代くらいから反対運動が起きています。
なんでそんな惨い事をするかというと、女性の純潔を守るため…男性が女性をコントロールするため…というのが主な理由のようです。
FGMをしていない女性は不浄とされていて、結婚できない
という事がその社会でのルールとなっていて、その事が原因で母親も止める事はできないのだそうです。
さらに、若年強制結婚も行われていて、その話を聞くと本当に胸が痛いです。
13才くらいの女の子が老人に嫁ぐんですよ! ラクダと引き換えに。
去年、ミシャールから雑誌のスクラップ写真を見せてもらった時には、目の前が真っ暗になりました。
女の子が隣に立つ老人を馬鹿にした様な笑顔で見つめていて…もちろんそこに愛はない訳です。
信じられない……
これは現代の出来事? まったく意味が分からないし
宗教的な理由からではなく、土着的な迷信と男性が女性をコントロールするために延々と受け継がれているなんて…
ものすごいショックです。。。
女子たちの気持ちを考えると、胸が張り裂けそう。
きっと、それはもう、想像を超えた苦しみ。。。
力強く乗り越えて生きていらっしゃる方々もたくさんいて、心から素晴らしいと感動します。
世界には、たくさんの悲劇があるけれど、この問題がどうしても気になってしまいます。
遠いアフリカで起きている事だけど、まったく人事だと感じられないんですよね。
日本にいても、社会と人との関係、価値観はコントロールされているし
目に見えないルールはたくさんあって、そこから自由な人はいないと思うのです。
結婚、愛情、社会…色々と考えさせられます。
自分に何が出来るのかも、考えていきたいです。
↓FGM廃絶を支援する女たちの会HP
http://www.jca.apc.org/~waaf/index.html
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